91%もの人々が携帯電話などのモバイル端末から半径3メートル以内の距離に常時いる 時代となりました。こんな時代を生きる企業は、モバイル用マーケティング キャンペーンを企画/実施することの重要性をしっかりと評価する必要があります。今日モバイル端末で行われる Google 検索の数は、タブレット端末とデスクトップの検索数を足した検索総数を上回っています。さらに、マイクロ モーメントや AMP、想定されるアルゴリズムの強化 などの情報に関連した Google の動きを考慮すると、モバイル SEO やリアルタイムなマーケティングを綿密に企画/実施することがいかに重要であるかがわかります。

しかし念頭に置いておくべきこととして、必ずしもすべての企業にとってモバイル マーケティングが当てはまるわけではありません。まずは、ビジットや収入ごとにデバイス別内訳データを集計し、自社サイトのビジターがどのようなデバイスを使用しているのか確認する必要があります。これを確認することによって、モバイル マーケティング実施が自社サイトにどのような影響を与えることができるのか推測することができます。BrightEdge プラットフォームでは ストーリービルダー機能を使用すると、デバイスごとのデータ内訳を簡単に確認することができます。
自社サイトのビジターに関するデータを把握するために、ストーリービルダーではご利用いただけるオプションが複数あります。例えば「How well is mobile driving traffic to my site? (モバイルによる自社サイトへの集客はどの程度うまくいっていますか?)」や「What part of my site received the most mobile traffic? (モバイル端末のトラフィックが最も集中しているのは自社サイト上のどこですか?)」などの質問テンプレートを使用することによって、各データを確認することができます。ここで把握したビジター(ユーザー)に関するペルソナを活用することによって、より強力なコンテンツ マーケティング戦略の策定が必要であることが明らかになるかもしれません。

モバイルSEO とモバイル マーケティング
モバイル SEO を開始する前にいくつか満たしておくべき条件があります。
- Web サイトにはユーザーからの反応があることが重要ですので、できる限りすべてのデバイスで自社サイトを表示できる状態にしておきます。
- モバイル端末でのローディング時間が素早いこと。ローディングにかかる時間が短いことで、アルゴリズムでの評価やユーザーエクスペリエンスも高まります。
- 分析ソフトウェアを使用していること。分析ソフトウェアを使用して得たデータを指針としてモバイル SEO キャンペーンを策定することができます。
自社サイトのコンテンツや製品にモバイル端末からのユーザーの需要があることがわかったら、モバイル SEO やモバイル マーケティングを実施してモバイル端末からのユーザー数を最大限に拡大することを目指しましょう。
モバイル SEO とコンテンツ マーケティング
自社サイトへのビジターがモバイル端末を使っているかどうかを確かめる方法については前述の通りですが、ご紹介した方法が当てはまらない状況も存在します。例えば、eコマースだけを扱っている Web サイトのような限定的な情報をコンテンツとして扱っているサイトへのビジターは、「買いたい(I-want-to-buy)」モーメントを経験しているユーザーのみである可能性が高いです。ここではより幅広いユーザーを対象にする必要があります。そこでまず第1ステップとして、「ユーザーに関するメトリック」を明らかにしてみましょう。
モバイル マーケティング用コンテンツの投稿
効果的なモバイル コンテンツは、ユーザーを意識して投稿することが重要です。ユーザー中心のコンテンツを作成するためには、分析ソフトウェアを使用して日にちや時間、デバイスの種類ごとのデータを確認します。こうすることによってユーザーがいつどんなデバイスを使用してサイト上のコンテンツを閲覧しているのかが明らかになります。例えば、自社サイトを閲覧しているユーザーが最も多い時間帯は火曜日のラッシュアワー直前にあたる午前8時頃だ…などの情報を確認することができるのです。この情報がわかれば、その時間帯を狙ってモバイルフレンドリーなコンテンツを投稿することができ、モバイル マーケティング キャンペーンを強化することができます。
モバイルフレンドリーなコンテンツ とは…
- コンテンツにさっと目を通す(スキャニング)ことができるように、箇条書きを取り入れる。簡単なまとめを書くことで、「知りたい」モーメントにも対応することができる。
- 簡潔に内容がまとまっていること。内容が手短にまとまっているコンテンツこそ良質なコンテンツと考えられています。
- ソーシャルメディアの共有アイコンを設置し、コンテンツの共有や紹介を後押しする。
- コンテンツのフォーマットに気を配る。自社サイトのコンテンツは、通勤途中に電車の中でブログの記事をさっと読みたいユーザーを対象にしているのでしょうか?それともオフィスでコーヒーを飲みながらゆったりと動画を見ているようなユーザーを対象にしているのでしょうか?ユーザーがカスタマー ジャーニーのどの段階に居るのかを意識することはモバイル SEO で非常に重要な意味を持ちます。
- 音声検索や ロングテールのキーワード など、モバイルでよく使用されるキーワードを最適化する。
Search Engine Watch のモバイル コンテンツ マーケティングの手引き(英語のみ) では、さらに詳しい情報が紹介されています。
モバイルとデスクトップのランキングはなぜ違う?
検索を実施する際、ペイドとオーガニックという2つのシステムが関係しています。最近の調査によると、ペイド サーチ (PPC)による4パック結果は、クエリ全体の23% で表示されていることがわかりました。それに対して、オーガニック サーチに対する結果はすべてのクエリにおいて表示されます。これはオーガニック サーチの強みであると言えます。この結果を見れば、Web サイトのトラフィックの51%がSEOに由来するものだというのもうなずけますね。
オーガニック サーチを実施する際には、複数のインデックスが検索され、1つの検索結果ページに表示されることが多いです。クエリを入力すると、関連のあるインデックスから最上位の結果が表示されます。例えば「San Mateo」と検索すると、通常の Web リスティングと画像がインデックスから抽出され、リスティングと画像の最上位の結果が検索結果ページに表示されます。

モバイルとデスクトップでキーワードのランキングが異なるのは、ランキングシグナルが異なるからです。モバイルでは、ランキングシグナルはよくサイテーションシグナルと呼ばれていますが、デスクトップでは、ランキングファクターと呼ばれています。また、現在のところモバイルはデスクトップと同じ検索インデックスを使用していますが、近い将来にはモバイル専用のインデックスができると考えられています。
モバイル マーケティングを実施して自社サイトのプレゼンスを高めるには、顧客による評価が重要な役割を果たしますが、デスクトップでは顧客による評価はさほど重要ではありません。またモバイルでのランキングには地理的な距離の近さも評価の対象となります。よりローカルな情報が表示される傾向にあり、通常のリスティングは検索結果ページのより下部に表示されます。このような要因が原因でモバイルとデスクトップのランキングに差が生じるのです。
ローカル SEO のサイテーション シグナル
サイテーションシグナルのまとめを以下にご紹介します。さらに詳しい内容は こちら をご覧ください。
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- オンページ メタデータ
ローカルに特化した用語やフレーズを常に意識しながらローカル専用のキーワード リサーチを実施しましょう。これを実施することによってオンページ SEOを強化することができます。これらの用語やフレーズを検索エンジンが参照するようなタイトル、ヘッダー、ボディ(本文)などの場所になるべく自然に登場させます。
- 名前 (Name) /住所 (Address) /電話番号 (Phone):NAP
モバイル マーケティングやローカル SEO に実際の店舗の住所の記載は欠かせません。サイト上に [購入] ボタンを設けることによって顧客数が伸びるのと同様に、ローカル SEO を実施することによって、客数を増加させることができます。
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- Google+
Google マイビジネスに登録し、効率化を図るために一括アップロード機能を使用しましょう。拠点(店舗)ごとに独自の情報を登録します。メタデータの個所でもご紹介した通り、説明のセクションには地元に関する情報などを自然に登場させ、コンテンツやロケーションの関連度を可能な限り高めます。
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- レビュー
顧客に店舗に関するレビューを書いてもらえるよう後押ししましょう。これにも様々な方法があります。BrightEdge をご利用中のユーザーは、顧客によるレビュー実施を後押しする方法について顧客サービス担当者にご相談ください。
モバイル SEO やモバイル マーケティングは、多くの企業のデジタル マーケティング戦略において非常に重要な役割を果たしています。モバイルが事業に与える影響や、モバイル ユーザーを意識してサイトやコンテンツを最適化する方法を把握することによって、事業全体の業績を伸ばし、企業としての知名度も高めることが可能になります。