Google によるモバイル ファースト インデックスの試験的導入が開始
2016年11月4日 (金) に、モバイル ファースト インデックスの試験的導入が開始されたことを Google が発表ました。この発表は多くの業界の専門家を驚かせるものでした。数週間前 Google はモバイル ファースト インデックスの導入に向けて取り組んでいる旨を 発表 しましたが、実際に導入を開始する前に解決すべき問題がまだ多数残されているようです。
Google によるモバイル ファースト インデックスの試験的導入が影響を与えるユーザーの数は、現在のところではほんの数パーセントに限られています。モバイル ファースト インデックスの導入に関してGoogle は次のような声明を出しています。
今後数か月にわたって規模の小さな試験的導入を続け、優れたユーザーエクスペリエンスを提供できると確証が持て次第、本格的に導入を開始したいと思います。
Google の Paul Haahr によると、現在のところではユーザーやウェブマスターに影響を与えるような変化はほとんど見られないはずだと述べています。
モバイル ファースト インデックスがサイトに与える影響は?

現在のところではモバイル ファースト インデックスの試験的導入がユーザーに与える影響はほとんどありませんが、近い将来これが与える影響は大きくなることが推測できます。
Google は2つのインデックスをどちらも維持することはしないと発表しています。今後使用されるインデックスは1つに絞られ、デスクトップ版ページよりも前にモバイル版ページが参照されるようになります。 Gary Illyes 氏は Twitter で、この新インデックスがモバイル版サイトに基づくものであることを明らかにしています。また、デスクトップ版ページにこの導入が影響を与える段階には至っていないことを明らかにしました。
多くのマーケターにとってはこの導入に関連して外部リンク等をはじめとする様々なランキング シグナルについて疑問を持つはずです。例えば外部リンクについて考えてみると、多くのサイトにおいては、モバイル版サイトよりもデスクトップ版サイトにリンクを張っていることの方が多い事実を Google は把握しています。Google は現在この問題の対処を目指して取り組んでいることを明らかにしています。
また、モバイル版のページでのコンテンツを提供してないサイトは、この試験的導入期間中にコンテンツを強化しなければ、ランクに変動がみられる可能性があります。

canonicalタグやalternate タグに関する変化が与える可能性のある影響について Gary Illyes氏も言及 しています。Illyes 氏によると、実際に上記のような変更を行うには、相当時間がかかるため、Google は現在使用しているシステムを継続して使用できる方法を模索しています。Illyes 氏はさらに、canonical タグが現在のalternate タグと同じ役割を果たすようになると述べています。

モバイル ファースト インデックスが自社サイトの最適化に与える影響は?
モバイル ファースト インデックスを意識して準備をしているユーザーを対象に、Google も アドバイスを発表 しています。
しかし特筆すべき要素として、モバイル端末を使用する顧客のユーザーエクスペリエンスを高めることが今まで以上に重要になるということを覚えておかなければなりません。ターゲットとしているユーザーがモバイル端末を使用しているにもかかわらず、モーメントを意識し最適化していない場合は、まさに今アクションを起こすべきなのです。
しかし同時に、ユーザーがデスクトップを使用してコンテンツを見ることを好むような状況もあることを忘れてはなりません。例えば、非常に具体的な情報を探す場合は、ユーザーは モバイル端末を使用 する傾向にあります。しかしその一方で時間をかけて行う調査などにはデスクトップを使用することが多いのです。.comScore の最新調査の結果によると、モバイル端末を使用するトレンドについて、 マルチスクリーンは標準的であるものの、インターネットユーザーの76%はモバイルだけではなくデスクトップも使用していることが明らかになっています。顧客はモバイルを使用した後にデスクトップを使ったり、逆にデスクトップを使った後モバイルを使ったりすることがあり、今いる状況や何を探しているのかによって両方のデバイスを使い分けているのです。

モバイル ファースト インデックスの重要性や影響は無視できないことは明らかですが、顧客に全ライフサイクルを通して適切に対処することを望むならば、モバイルとデスクトップ両方のパフォーマンスを最適化し、トラックすることが必要です。顧客の期待に合わせてこれを行うには、顧客にとっても最も意味のあるモーメントが何か、そして各モーメントにおいてどんなデバイスやコンテンツが求められているのかを把握することが欠かせません。これらを考慮すると、成功するためには以下の事柄が必要です。
- 自社に意味のある各モーメントにおいて、顧客からの需要をデバイスごとに明らかにする。
- 需要が高いモーメントにおいては、コンテンツやサイトを最適化し、デバイスごとに期待されるエクスペリエンスを提供することを目指す。この時、レスポンシブ デザインの使用や AMP 対応などを通してモバイルフレンドリー度を高めることが理想的です。
- 時間をかけて自社サイトでのエクスペリエンスがモバイルフレンドリーになるよう努める。Google のモバイル ファースト インデックスに認識されるコンテンツの量を最大限に高めるには、モバイルフレンドリー度を高めることが必須です。
- 改善点を加えたことによってビジネスにどのような影響が出たのか(例:トラフィック、エンゲージメント、コンバージョン、収益などの増加)を測定し、内部関係者と情報を共有したり、投資の必要性を考えたりするのに役立てます。
BrightEdge は、変化し続けるモバイルのトレンドの中でマーケターが常に一歩先を歩めるようサポートを続けてきました。結果的に、モバイル、デスクトップ両方において意味のあるモーメントを明らかにし、最適化、パフォーマンスの測定をすることができます。
- BrightEdge データキューブ:
検索データ、コンテンツデータを集約した業界最大のレポジトリによって、ターゲットとするユーザーが関心を持つようなモーメントやトピックに関するデバイスごとの情報を明らかにすることができ、これを基に適切なコンテンツを作成することができます。 - BrightEdge インテントシグナル:
BrightEdge インテントシグナルは、オーガニック検索においてパフォーマンスが良いモーメントを明らかにすることができる業界初のツールです。これを参照することによって、トラフィックやコンバージョン、収益などを最大限に高めることができるよう必要な最適化作業に優先順位をつけることができます。 - BrightEdge レコメンデーション:
BrightEdge レコメンデーションを活用することによって、ユーザーのニーズに合わせてコンテンツをモバイル用に最適化することができます。またBrightEdge がトップストーリーに関するAMP サポートを提供しているので、コンテンツをAMP 対応するタイミングを判断することができます。 - BrightEdge ストーリービルダー:
BrightEdge ストーリービルダーを活用することによって、デバイスごとのパフォーマンスをトラックしたり測定したりすることができます。また ストーリービルダー内で左右にデータを表記するチャートを作成することによって、モバイル インデックスがサイトに与えている影響を正確に把握することができます。
Google はすでにモバイル ファースト インデックスの試験的導入を開始しており、モバイルに重点を置いていることを明らかにしています。ユーザーの期待にかなったコンテンツを提供したい企業は、自社のモバイルサイトをこの導入に合わせて改善し、引き続きすべてのデバイスでユーザーエクスペリエンスを高められるよう努めなければなりません。