意味のあるモーメントをつかむ:Share 16 キーノート スピーチ(Stephanie Kong 2016年10月25日)

業界をリードするBrightEdge 主催のデジタル マーケターによるデジタル マーケターのためのイベント Share16 がサンフランシスコで開催されました (10月24~26日)。10月25日のキーノートスピーチでは、BrightEdge でCEOを務める Jim YuがMoments that Matter(顧客にとって意味のあるモーメントを)を勝ち取るためにマーケターに必要なデジタル関連の能力を3つ紹介しました。今回の記事では、キーノートスピーチの内容を以下にまとめてご紹介します。

データ、ディープラーニング、オートメーションがデジタル ディスラプションを後押し

デジタルというものの存在によって私たちの生活様式はあらゆる意味で「破壊(ディスラプト)」されました。今やスマートフォンなどの端末が様々なデータを集め、家に居ながらも健康を維持する方法を改善することができます。例えばChatbot(チャットボット)や各種情報端末に見られるようなディープラーニングによって、私たちがコミュニケーションをとる方法をはじめ、情報を処理する方法や意思決定をする方法にまで創造的破壊がもたらされました。さらには、ドライバーを必要としないロボットカーや無人飛行機に代表されるようなオートメーションによって、人間の手を借りることなく必要なタスクを素早く達成することができるようになりました。データとディープラーニング、オートメーション、これら3つの要素の相互作用によって、私たちの実生活で経験するほぼすべてのことを対象に創造的破壊がもたらされたわけです。

デジタル・ディスラプションによって一新したカスタマージャーニー

デジタルマーケターなら誰しもこのような「破壊」を経験したことがあるはずです。親しみのある従来のカスタマージャーニーはもう使えなくなります。今までのシステムのように構造や体形が整っているわけではありませんので、予想もしづらくなります。

Altimeter Group という調査団体によると、創造的破壊がもたらされた後のカスタマージャーニーは、新たに何百もの「マイクロ タッチポイント(より細かい接点)」に分けられるようになります。この新たなカスタマージャーにおいて、顧客はリアルタイムなコンテンツをはじめ、レビューや、情報の共有、ガイダンスなどを求めるわけです。このマイクロ タッチポイントとは、顧客が何を求めているのかを理解し、顧客の意思決定や好みを形成するような答え(情報)を顧客にもたらすために欠かせない機会を表します。

「破壊(ディスラプト)」という言葉は混乱や不安などを連想させるものです。慣れ親しんだ従来の考えを変えるような変化が起きると、従来の構造や体形、予想のしやすさが無くなりますので、その状況を理解する段階で混乱は確かに付随して起こるでしょう。しかし、「破壊」と同時に変革する機会ももたらされます。破壊が起きた後には、マーケターはシグナルやパターン、その他の重要なヒントを観察し、競争で先手を打つための戦略を練らなければなりません。有能なマーケターはこの破壊をばねにして大きな成功を手に入れるのです。

顧客にとって意味のあるモーメントを手に入れるための鍵:デジタルにおける新たな能力

そこでオーガニック検索が重要な鍵を握る存在となります。オーガニック検索に市場全体の顧客の声が反映され、顧客が何を求めているのかを推測する手がかりになります。顧客の約90% が購買行動をとる前に検索エンジンを使って何らかの調査を行い、スマートフォン ユーザーの82%が店頭で何かを購入する前に携帯電話を使って考えを巡らせています。これらの傾向を考慮して、このようなマイクロ タッチポイントに重点を置き、顧客を引き付けてうまく取り込むようなコンテンツを作成しなければなりません。これを可能にするために、デジタルマーケターは「破壊」の3本柱 – データ、ディープラーニング、オートメーションを理解することが必要です。またこの新たなポイントを上手く導入することによって、競合相手に差をつけ顧客にとって意味のあるモーメントで成功を収めることが重要になります。

 

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(1) データが新たな通貨になる

顧客は、自分の期待にすぐ応えてくれるようカスタマイズされたユーザー エクスペリエンスを求めています。この段階では顧客がとるべき行動などは特にありませんが、その代わりに顧客は引き続き自分の希望するエクスペリエンスを維持するためにパーソナルデータという名の「富」を企業側に渡す必要があるわけです。

オーガニック検索は、顧客が何を求めているのかを理解するために必要不可欠な存在になります。顧客の意図を表す インテント データを見ると、顧客の「行きたい」、「知りたい」、「したい」、「買いたい」などの顧客の希望に関するリアルタイムな情報を手に入れることができます。そこで オーガニック検索 のデータは、消費者の行動パターンや新たな市場機会、競合他社に関する情報を明確にするために欠かせない存在となるわけです。

(2) ディープラーニングを活用してパターンを見つける

データは非常に重要な意味を持つようになりますが、データを実践可能な情報として利用する方法がなければ、データの量は膨大で効果が上がらない可能性があります。データ処理を熟知した専門家がいない場合、ディープラーニングが膨大で複雑かつ流動的なデータを分析し、データのパターンや必要な情報を手に入れることができます。

検索では、データの量が膨大で非常に流動的であるため、ディープラーニングが特に重要な存在となります。データのパターンをリアルタイムに明らかにすることで、ディープラーニングは、顧客や競合他社、市場の変化などを把握する上で一番役に立つ存在になります。このようなパターンを参照することができれば、成功を収めるための戦略に活かすことができます。

(3) オートメーションを活用してスピードアップを目指す

計画を実行に移す際のスピードも、データ分析を行う上でのスピードと同様に重要です。前述のパターンなどに関する情報を手に入れたら、それをすぐさま行動に移すことが必要です。

そこでオートメーションを活用することによって、不必要な作業を省きながらより素早く計画を実行に移すことができます。オートメーションがルーティーン化したタスクを管理してくれるため、マーケターは影響の大きいアクティビティーに集中することができ、目標を達成することができます。

顧客にとって意味のあるモーメントで成功を収めるためにマーケターを後押しするイノベーションをBrightEdgeが発表(Share 16)

ディープラーニングと有益な情報を検索オートメーションと組み合わせることによって、BrightEdge は顧客にとって意味のあるモーメントにおいて成功を収めることができるよう後押しする3つのイノベーションを発表しました。

 

BrightEdge データマインド:全マーケターにデータスペシャリストを

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カスタマイズされたユーザー エクスペリエンスを顧客に提供するために、まずデジタルマーケターが理解すべきことは、顧客が今何に興味を持ち、何を必要としているかです。これを考慮し、データキューブ で集めた50ペタバイト以上ものデータや、何十億ものコンテンツをもとに、BrightEdge のデータチームがさらなる意味を見出します。データキューブは、7年にわたって業界最大という評価され続けるコンテンツ レポジトリです。

その結果がBrightEdge データマインドです。データマインドは、顧客の傾向や競合他社、市場の変化をリアルタイムに明らかにすることができるパワフルなインテリジェンス ツールです。データマインドは、BrightEdge のSEO プラットフォームを最大限に活用し、最新で正確かつ実践可能な情報をマーケターに提供してコンテンツ戦略を後押しすることができます。データマインドに関する詳細はこちら をご覧ください。

 

BrightEdge インテリジェント エクスペリエンス:適切かつ素早いコンテンツ作成を実現

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限られた時間や資源の中で、顧客が興味を持つトピックについてデジタルマーケターが素早くコンテンツを作成するのは難しいものです。さらにSEO に関する専門知識がなければ、作成したページを確実に検索結果に表示させることもできず、読み手の元にコンテンツが届いているかどうかも定かではありません。そこでBrightEdge では、分析と最適化の両方を瞬時に実施することができるコンテンツ作成ツール「BrightEdge インテリジェント エクスペリエンス」を発表しました。インテリジェント エクスペリエンスでは、データマインドのディープラーニングを活用して自動的に高価値なトピックを明らかにすることができます。顧客が求めている内容に一致するコンテンツを素早く作成することができます。このように迅速なコンテンツ作成を可能にすることによって、投稿されたページは自動的に検索に向けて最適化されます。

インテリジェント エクスペリエンスを活用することによって、以下が可能になります。

  • 需要の予測: ディープラーニングが集めた高価値のトピックからトピックを選ぶことができる
  • スマートなコンテンツの作成: 使いやすいユーザーインターフェースで既存のコンテンツと新しいコンテンツをつなげることができる
  • 素早い投稿: 検索を意識して最適化したコンテンツでワンクリックで情報を表示することができる
  • 最適化を維持: 投稿済みコンテンツのSEO対策レベルを維持することができる。

 

BrightEdge コンテンツIQ:自社にとって特に重要な問題を発見・解決する


contentiq_blueスピーディーに刻々と変化を続ける環境では、社内でも複数のチームがコンテンツ作成を担当しているということもあるでしょう。コンテンツ作成に際して多くの要因が関係しているため、技術的エラーや想定外のサイトの内容変更などが起きるとオーガニック検索のパフォーマンスに大きな影響を与え、結果的にトラフィックやコンバージョン、収益などの減少につながります。

BrightEdge コンテンツIQ は、自社のパフォーマンスに大きく影響するようなサイト上のエラーを見つけ出し、すぐさま解決する手助けをする企業向けツールです。コンテンツIQ は、自社サイトのデータを取り込み、サイト上にあるエラーの内容について、そのエラーがマーケティングにどのような影響を与えるのかと併せてお知らせします。これによってどのエラーを優先的に修正すべきなのか計画を立てることができます。

コンテンツIQ を活用することによって、以下が可能になります:

  • 問題の特定: 業界屈指のクロール技術を駆使してサイト上の重要な問題を検出する
  • 優先順位を立て、アクションを起こす: 自社に影響を与えるエラーを一連のワークフローに従って修正する
  • 評価とモニター: エラー修正後にトラフィックや収益の改善度合いを明らかにする

Share 16にご参加予定の方は是非BrightEdge の展示ブースにお越しください。最新製品のデモを実際にご体験ください。

また2017年11月13-15日に開催予定の Share17 にも是非ご参加ください。

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