2016年版SEO ベストプラクティスでチャンスをつかむ (Erik Newton 2016年8月25日)

2016年版 SEO ベストプラクティスとして様々な要因が紹介されていますが、総合すると5つのカテゴリーに分類することができます。

  1. マルチチャンネル & ハイブリッド マーケティング
  2. スキーマの利用
  3. マイクロ モーメント
  4. メタディスクリプション
  5. サイト全体の最適化

google seo best practices 2016オンライン上での企業のプレゼンス(存在感)が与える影響は決して軽視すべきではありません。ある調査によると、 ミレニアル世代 (1980年代から2000年初めに生まれた世代) の72% が実際に購買行動をとる前に独自にオンライン調査を行っていることが明らかになっています。Web サイトで直接購買行動をとるユーザーを対象としたオンライン小売業の規模は、2012年の2,310億ドルから2017年までに3,700億ドルに達すると予測されています。

B2B の立場から考えると、企業に属する バイヤーの約94% が購買行動をとる前にオンライン調査を行っていると答えています。B2B あるいは B2C セクターのいずれに属しているにせよ、企業が成長するためにはオンラインでのプレゼンスを高めることが不可欠であることは明らかです。

これらの調査結果から企業が SEO やコンテンツ マーケティングに力を注ぐ必要があるのは明らかであるにもかかわらず、多くの企業ではアルゴリズムが刻々と変化を続け、それに伴って SEO におけるベストプラクティスも変化しつづけるはずですが、実状では必要な対策を十分にとれていません。

昨年には、検索結果ページのレイアウトに変更点がくわえられ、AMP対応ページに対する人気が高まっています。また Google は索結果ページに表示されるタイトルやメタディスクリプションなどについて各種試みを導入しており、まだ世界中で完全に普及しているわけではありませんが、サイトによっては今まで以上にスペースを提供しています。このような環境で企業が活躍するためには、この業界における最新のアドバイスに柔軟に対応する能力が必要です。SEO における2016年版の最新ベストプラクティスをしっかり把握することができると、来年度を意識して今年を締めくくるにあたって企業は影響力のある高品質なサイトを構築することができるでしょう。

マルチチャンネル マーケティングとハイブリッド マーケターの重要性

マルチチャンネル マーケティングとは、チャンネルの種類に影響を受けない消費者行動を考慮しながら各種プラットフォームやデバイスにおいて顧客とのつながりを構築するキャンペーン全般を指します。

マーケターの約 95% が、マルチチャンネル マーケティングの重要性を理解していると答える一方で、実際にこのようなキャンペーンを適切に実施しているのは14% に留まっています。この差によって、Google における SEO ベストプラクティスに関する知識と、消費者のニーズを満たすための企業運営の仕方の間にも大きな差が生じてしまうのです。

マルチチャンネル マーケティングを実施するためには、異なる専門分野に柔軟に対応する能力 のある専門家の存在が必要不可欠です。このような専門家は、以下のような方法でスキルを磨くことができます。

  • オンライン講座や動画講座など自分で学習する方法を活用して各種マーケティング分野について知識を深める。
  • 他分野の専門家とつながりを持つ。
  • 他分野との連携やコラボレーションを積極的に行い、他分野での戦略やベストプラクティスについて学ぶ。

google seo best practices 2016 channels企業も各種プラットフォームでの顧客とのつながりを持てるようなマルチチャンネル マーケティングの構築を目指して取り組む必要があります。顧客は以下のような各種プラットフォームやチャンネルに数多く存在しています。

  • モバイル
  • デスクトップ
  • ソーシャルメディア
  • 電子メール
  • オーガニック検索
  • ペイド サーチ

上記のような顧客に効果的にはたらきかけるには、異なる分野間で実施可能なキャンペーンを適切に準備する必要があります。つまり、見込み客が使うであろうデバイスやプラットフォームの違いを念頭に置きながら、SEO におけるベストプラクティスを理解し、対象とする顧客のペルソナにバイヤーズジャーニーをしっかりと当てはめる必要があります。こうすることによって、顧客との様々な接点を意識した効果的なコンテンツを作成することができます。

またキャンペーン実施するにあたっては、顧客が期待するような一貫性を重視しなければなりません。 ミレニアル世代の60% が、オフラインを含める各種チャンネルにおいて一貫性のある体験ができることを企業に期待しています。例えばペイド サーチを利用してプロモーション活動を行う際は、店頭で実際に販売している商品やサービスと一致していなければなりません。2016年版 SEO におけるベストプラクティスを適切に実施するためには、自社のマーケティング モデルに上記のようなマルチチャンネルのトレンドを導入する必要があるでしょう。

スキーマと 2016年版 SEOベストプラクティス

スキーマ (Schema.org) とは、Web サイトの各箇所にレーベルをつけるマークアップ作業のことを指します。マークアップを実施することによって、検索サイトのアルゴリズムがサイト全体やサイト上にあるコンテンツを理解する手助けをすることができ、検索サイトにおけるビジビリティーを高め、より多くの顧客に対するリーチを拡大することができます。

スキーマは、2016年に大変重要視され、2017年に突入してもその重要性はさらに高まることが予測されます。Google ではこのマークアップを参照して様々な用途に利用しています。その使用用途を以下にご紹介します。

  • リッチ形式のリスティング (映画やレシピなどに関連したクエリに対して検索結果ページ上部に表示される リッチカード など) に適したサイトを判別するため。
  • Google のアルゴリズムの機械学習システム ( Rankbrain ) がサイトを評価するのを誘導することができる。
  • Google クイックアンサー に自社サイトのコンテンツを選んでもらうのに役立つ。

マイクロ モーメント

マイクロ モーメントとは、突然何らかの欲求が生まれた際に、ユーザーがモバイル端末などのオンライン デバイスを使用してどのような欲求を満たそうとしているのか、その目的を表す瞬間 (モーメント) を指します。Google は検索結果の品質を高めることを目的として、主に4つのマイクロ モーメントその重要性を各サイト運営者向けに紹介しています。4つのマイクロ モーメントは以下の通りです。

  • 「知りたい (I-want-to-know)」モーメント
  • 「行きたい (I-want-to-go)」モーメント
  • 「したい (I want-to-do)」モーメント
  • 「買いたい (I-want-to-buy)」モーメント

micro moments and google SEO best practices 2016

上記のモーメントが表すような顧客のニーズを企業が満たすことができればできるほど、顧客とのつながりもより構築しやすくなります。

Google は2015年に AMP 対応のページの導入を開始し、2016年には AMP 対応ページの増加に力を注いでいます。AMP 対応ページでは不必要な内容を最小限にとどめ、ページのローディング時間を最小限にすることによって、ローディングに時間がかかるページを嫌うユーザーの期待に応えることを目的としています。ページの表示に 1秒の遅れがある だけで、コンバージョンが約7% 減少することが明らかになっています。当初 AMP は、「知りたい」モーメントを感じしているユーザーのニーズを満たすべくニュース サイトを対象に設計されました。2016年には、Eコマース サイト大手の eBay が自社サイトのページの多くにこの新しい仕組みを導入し 、「買いたい」モーメントのユーザーにさらに素早く対応ができるような取り組みを始めました。

2016年版 SEOベストプラクティスにおいては、ページの表示スピードとこれらのマイクロ モーメントを経験しているユーザーのニーズに応えること の両方に重点を置くことが大切です。まずは自社サイトのコンテンツを活用して各モーメントのユーザーのニーズにどのように応えるのかを考え、そしてユーザーが求める情報を素早く提供できるコンテンツをモバイル端末を意識して作成しましょう。

また自社サイトのスピードをアピールしましょう。たとえページが AMP 対応でない場合でも、ローディングにかかる時間を最小限にとどめる努力をしましょう。以下にその方法をご紹介します。

  • ローディングに時間がかかりすぎる画像の使用を避ける。
  • サイトのスピードを遅くする要因となる不必要なクッキーやアドオンなどの使用を避ける。
  • ブラウザのキャッシュを有効にする。
  • サイトを圧縮化して軽量化を図る。

メタディスクリプションをしっかり作成する。

メタディスクリプションは、検索結果ページ上で各リスティング下部に表示される数少ないテキストです。

近年 Google は、タイトルやメタディスクリプションに使用できる 文字数制限を緩和する試み を見せています。文字数の拡大は世界共通であるわけではないようですが、より多くの文字数を使用可能になっている企業の数は目に見えて増加しています。メタディスクリプションは検索結果ページでも目立つ存在です。より多くの文字数を使用できるということは、ユーザーの意図に一致したキーワードを使えるスペースが増え、検索結果ページの他のリスティングより自社サイトがなぜ優れているのかをアピールすることができるということです。

これらの変化をふまえて、企業はメタディスクリプションをさらに重要視する必要があります。検索結果ページに表示されるすべてのリスティングにおいてより多くのスペースが提供されるわけではありませんが、文字数制限の緩和は今後さらに拡大する可能性もあります。この変化に対して万全の備えのある企業はメタディスクリプションを活用して成功を収めることができるでしょう。

また100文字(英数字)以下の短い説明文を使用する Web サイトもあります。このような短文説明を使用する場合、文字数の制限が156 文字であっても直接的な問題はありませんでした。しかし多くの企業が上記のようにより多くのスペースを獲得することでより長い説明文を記載するようになったため、あまりにも短い説明文は悪い意味で目立ってしまい、不十分な印象を与えてしまいます。

very short meta descriptions are poor SEO best practices 2016

長い説明文を記載するサイトが複数ある検索結果ページでは、このような短い説明文を使うサイトは見劣りしてしまい、見落とされる可能性が高まります。したがってどのような企業も約150 文字程度の説明文を必ず記載するようにし、説明文の中ではキーワードやユーザーが求めるような情報を記載し、ユーザーがリスティングをクリックするのを後押しします。2016年版 SEO におけるベストプラクティスではメタディスクリプションは非常に重要な要因です。

サイト全体の最適化

Web サイトを開設し、コンテンツを作成/投稿する人の数は毎年増加の一途をたどっています。世界中に存在する総データの90% は過去2年のうちに作成されたものであることがわかっています。自社サイトを活用して成功したいと願うならば、SEO のベストプラクティスを意識してサイト上で最適化できる機会を見逃さないように最善を尽くす必要があります。

Alt タグのベストプラクティス

人間が視覚的な刺激を処理するスピードは、文章を処理するスピードに比べて 60,000倍速い ことが分かっています。したがってユーザーや読み手にはたらきかけるには、画像の有効活用をお勧めします。Alt タグにはターゲット キーワードを使用し、画像の価値を検索エンジンが評価できるようにします。検索エンジンは実際に画像を目にすることはできないので、画像は何を表しているのか、そしてなぜその画像が重要なのかを説明する必要があるという事を忘れないようにしましょう。

youtube seo best practices 2016 YouTubeのSEO ベストプラクティス

動画も SEO において重要な存在となっています。YouTubeはGoogle に続いて世界第2位の規模を誇る検索エンジンとなりました。しかし以下の点には注意が必要です。

  • 説明やタイトルにキーワードを使用し、動画の内容を明確にする。
  • 単なる宣伝動画ではなく、価値のある動画を作成する。
  • 影響力のあるチャンネルを構築するよう努める。これによってフォロワーが動画のランキングを高める後押しをしてくれます。

YouTube 動画の最適化に関する詳細は、弊社のYouTube の関連記事 をご覧ください。

Google のアルゴリズムが変化し、消費者の期待が刻々と変化するのに併せてSEO のベストプラクティスは今後も進化し続けるでしょう。競争率の高いデジタル業界で企業が成功を収めるためには、このような最新の変化に細心の注意を払い、検索エンジンや消費者にとってを意識して自社サイトを常にわかりやすく、適切な情報を提供する有益なものに保つことが重要です。

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