Web サイトランキングとは、キーワードを検索した際に検索結果ページでどのくらい上位にサイトが表示されるのかを表すものです。ランキングでの位置づけによって、サイトのビジビリティーやクリックスルー率 (CTR) などが影響されるため、結果的に自社ブランドがどの程度成長し、成功を収めることができるのかはサイトランキングにかかっていると言えます。
最近行われた調査によると、ユーザーが何らかの情報を求めて行う検索のうち、71.33 % の状況 で、検索結果ページの1ページ目に表示されているサイトをクリックして情報を得ていることが分かっています。2ページ目、あるいは3ページ目に表示されているサイトをクリックしている割合は5.59パーセントにとどまりました。1ページ目においても上位5つのサイトが67.60パーセントとクリックの大半を占めています。BrightEdge が独自に行った調査によると、サイトを訪れるトラフィックのうち 51 % はオーガニック検索に由来することが分かっています。これらの情報を総合すると、検索結果ページ上で自社サイトが表示されている位置が自社の成長率や成功度に大きく影響することは明白です。
Web サイト最適化に興味がある方は多いのですが、Web サイトランキングの仕組みや、ランク上昇を目指して自分自身でどのような取り組みができるのかなどの情報をしっかりと把握していない方が多いのが現状です。そこで、検索エンジンの結果ページにおける自社サイトの位置づけに影響を与える要因の中でも熟知しておく必要があるとりわけ重要な要因について以下にご紹介します。
Web サイトのランキングに影響を与えている要因とは?
Web サイトのランキングを理解するためには、まず Google が掲げる主な目標を把握する必要があります。Google の目標とは、ユーザーが持つ疑問を解決できるような検索結果を提供すること、またそれによってユーザーによる更なる Google の検索エンジン使用を後押しすることです。Google はユーザーの期待に応えることを重視しており、実際の企業の業績を上げる手助けをすることにはさほど重点は置いていません。Google は信頼性が高く、様々な価値をもたらしたり、ユーザーが抱く疑問に対する答えをしっかりと提供したりできるようなサイトをユーザーのために見つけ出すことを目指しているのです。現在 Web 上には10億以上もの Web サイトが存在しており、それらすべてを検索アルゴリズムで分別するのは大変な作業です。Web サイトを高いランキングに表示させるためには、他に数多あるサイトの中でも際立つ存在感が必要で、ユーザーが求めているものに最も適切な情報を提供することができることを検索エンジンにアピールしなければなりません。
Google のアルゴリズムの全貌は明らかになっていないものの、様々な試みを通してランクに影響を与えるだろうと推測できる要因に基づいて、SEOに関するコツを見出すことは可能です。また Google は今までに実施したアルゴリズムのアップデートに関する情報を公開しており、この情報に基づいて SEO の成功度をさらに高めることが可能です。
ドメイン オーソリティー
特定のページのランキングを決定する上で、Google は ドメイン全体 の評価を参照することが分かっています。つまり、CNN.com から発信されたニュース記事とローカルで活動するブロガーが投稿した記事を比べると、CNNのニュース記事の方が自動的にドメイン オーソリティーが高くなるのです。仮に CNN.com が発信するすべての記事が一般ブロガーの記事と全く対等な立場で同じように表示されるとしたら、ユーザーは最も信頼性の高い適切な情報を素早く見つけられなくなることでしょう。
またドメイン オーソリティーが高ければ、新しいコンテンツを投稿してから2,3日の内に検索結果ページの1ページ目にランクインすることもあります。場合によっては投稿から数時間もかからないうちに上位にランクインすることすらあるのです。同様にドメイン オーソリティーの度合いによっては、新しいコンテンツの投稿から数週間後にオーソリティーがようやく認められ、その結果検索結果ページの1ページ目に表示されることもあります。
ドメイン オーソリティーを決定するために、Google はサイトの評判やサイトが提供する情報をユーザーがどの程度信頼しているかを参照しています。
自社サイトのドメイン オーソリティーを高めるために必要なこと
- 外部リンクの構築に力を入れましょう。自社ドメインへの外部リンクは、自社ドメインのコンテンツがユーザーにとって価値のあるものだと検索エンジンにアピールするための要因となります。外部リンクを張るということは、他社サイトが自社サイトの内容を自分の顧客に保証しているということです。したがって、評判の高いサイトからの外部リンクをなるべく増やすために、自社コンテンツを普及させことが必要になります。またスパムや質の低いサイトからの外部リンクは Google のリンク無効ツールを活用して無効に設定しましょう。
- 質の良いコンテンツを定期的に投稿し、ソーシャルメディアで自社ブランドのコミュニティーを構築しましょう。企業としての信頼を築くためには、常連の読み手/ユーザーを獲得しなければなりません。このような顧客は自社コンテンツに対する信頼度も高く、なにか解決したい問題がある時には繰り返し自社サイトを訪れてくれます。ブログやソーシャルメディアのコミュニティーは、自社コンテンツを広めるのに最適で、このようなリピーター的ユーザーを獲得するのに最適です。
- 内部リンクを構築しましょう。内部リンクを適切に構築することによって、サイトを訪れたユーザーはもちろんのこと検索エンジンのロボットも誘導することができ、サイト上のコンテンツのつながりを確認することができます。内部リンクを構築することによってコンテンツ間のつながりを明確にし、知識の深さや関連度をアピールすることができます。
- SEO 対策が実施されていることを確認しましょう。サイトのナビゲーションは明確で使いやすいですか?サイトの表示にかかるローディング時間は長くありませんか?ローディングにかかる時間を短くすることによって、ユーザー エクスペリエンスは高まります。
関連度
Google では、実施されたクエリに対して最も関連度の高いページの表示を目指しています。つまり、特定のコンテンツ内で使用されているキーワードや、サイト上で紹介されているトピックなどを検索エンジンが参照していることが分かります。
独立したシリーズもののコンテンツ を作成して、特定のテーマに関して知識の深さをアピールすることが重要です。作成した独立型コンテンツにおいて関連のあるコンテンツ間でリンクを張り、より一般的なトピックから、徐々に具体的な内容に誘導できるような仕組みを構築します。このような構造をつくりあげることによって、特定のテーマに関して様々な側面を紹介することができ、セマンティック ウェブでコンテンツを際立たせることにもつながります。
またコンテンツ上では重要なトピックに関連するキーワードを使うように心がけましょう。対象となるユーザーの興味を最も引くトピックが何かを把握するために調査を行い、キーワードを明確にする 必要があります。コンテンツではなるべく自然にキーワードを登場させましょう。記事の本文だけではなく、画像タグやメタディスクリプション、URL、タイトル、ヘッダーなどにもキーワードを使うことを心がけてください。
ロケーション
ローカル検索 においては、検索を行う場所も検索結果に深く影響します。つまり、ユーザーに表示される結果は、検索がどこで行われたかによって異なるということを意味します。検索を行った場所がほんの数マイル違うだけで結果にも影響が出るのです。
何らかの情報を得ようとしてユーザーが実施した ローカル検索の 93% において、 ユーザーはGoogle のローカル3パックで答えとなる情報を見つけています。つまり、ローカル3パックに自社サイトを表示させるために必要な情報を身に着けることができれば、自社の成功度を高める可能性が高まります。ローカル検索で成功を収めるには、以下のような事柄が必要です。
- Google + で事業登録し、プロフィールを作成する。ローカル情報に関するキーワードを使用し、高品質な画像を追加する。
- 顧客の満足度を高め、取引後にレビュー作成に協力してもらえるよう働きかける。電子メール内でレビュー作成のためのリンクを送信したり、その他の方法でレビューに協力してもらえるような手段を構築し、Google でのレビューを増やす。
- 名前、住所、電話番号に間違いがなく、すべて統一されていることを確認する。
これだけをすれば確実にサイトを上位に表示させることができるというようなSEO対策はありませんが、Web サイト ランキングの仕組みやランキングに影響を与える要因をよりよく理解することができれば、サイトをより上位にランク入りさせ、結果的に自社を成長させることができるはずです。